まつすえ園
2019.10.31 学び

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土粘土さんこんにちは!(造形遊び)き組・2歳児

毎月一度のお楽しみ『造形遊び教室』

今日は、瓦を作る菊間粘土を使って、LET’S造形!!

まずは、土粘土との出会い編…

この表情!!とっても嬉しそうでしょう!

大きな粘土から、自分の分を取り分けてもらって…さあ、思いきり触ってみましょう!

紐に取っ手がついた先生お手製の『粘土切り分け紐』を使って、自分が欲しい分を切り取って・・・

まずは、思い思いに遊んでみましょう!

粘土の重さ・冷たさ・感触・匂い…五感でしっかり感じ取れているかな?

お次は…いろいろな形の木片の登場です!

粘土にさしてみたり、押し付けてついた穴の形に興味を持ったり、自分でどんどん遊びを発展させています。

夢中です!

そして、こんなことまで!!!

粘土で木の棒を接着接合!すごい発見ですよね!

上から、横から、斜めから~『どうしようかな』と考えながら期の棒や木片を差し込んでいきます。

黙々と粘土に挑む姿は、まるで職人の様です。

『ふむふむ。なかなかよくできてるな~』とでも思っているような満足気な姿。

そして・・・

次に出てきたのは、本物の木!葉っぱも、木の実だってついてます。迷いなく次々と枝を選び、差し込んでいきます。

まるで、華道の家元のよう(笑)いい手つきです!

思う存分遊んだ後は、みんなで観賞会。そして、大事に飾りました。何度も何度も自分の作ったものを見に行く姿に、楽しかった気持ちがあふれていて嬉しく思いました。

造形遊びは、何か(完成形)を作ることが目的ではありません。

様々な素材に出会い、それを五感で感じながら思いっきり遊ぶ中で、その素材の特性や使い方を身をもって学びます。

今回の粘土遊びでは、粘土の冷たさや感触、手にくっつく感触(粘着)、あとが残る(型どり)、形が変わる(可塑性)、何かをくっつけることができる(接着接合)・・・等たくさんのことを遊びの中で理解しています。その原理がわかることこそが造形遊びの大切さであり、醍醐味でもあります。

それがわかってこそ、次にまたその素材と出会ったとき、自分なりの工夫や方法を駆使して、その子にしかできない表現を楽しむことができるのだと思います。

そんな『自由な発想』や『表現力』が存分に発揮できる体質づくりをしていきたいと思っています。